5. 合金構造用鋼

① 鋼種の最初の 2 桁は鋼の炭素含有量を示し、40Cr などの平均炭素含有量の数万分の 1 で表されます。

② 鋼中の主要な合金元素は、個々の微小合金元素を除き、一般に百分率で表されます。平均合金含有量が1.5％未満の場合、鋼種には一般に元素記号のみが表示され、含有量は表示されません。ただし、特殊な場合には、混同しやすいものには番号を付けることもあります。"1"鋼種などの元素記号の後に"12CrMoV"そして"12Cr1MoV"ここで、クロム含有量はそれぞれ 0.4 ～ 0.6% と 0.9 ～ 1.2% であり、他のすべての成分は同じです。合金元素の平均含有量が 1.5%以上、2.5%以上、3.5%以上...の場合は、元素記号の後に含有量を2、3、4...のように表示する必要があります。たとえば、18Cr2Ni4WA。

③ 鋼中のバナジウム V、チタン ティ、アルミニウム アル、ホウ素 B、希土類 RE などの合金元素はすべて微量合金元素であり、含有量は非常に低いですが、鋼種に表示する必要があります。たとえば、20MnVB鋼の場合。バナジウムは0.07～0.12%、ホウ素は0.001～0.005%です。

④ 高級鋼は、一般の品質鋼と区別するために、"あ"鋼材グレードの最後にあります。

⑤ 特殊用途の合金構造用鋼で、鋼種の後に鋼種の用途を表す記号（または接尾語）を付けたもの。たとえば、リベット打ち用特殊鋼 30CrMnSi は ML30CrMnSi と表されます。

6. 低合金高張力鋼

① 鋼種の表示方法は合金構造用鋼と基本的に同じです。

②業務用低合金高張力鋼の場合は鋼種の末尾に表示すること。例えば、橋に使われる特殊鋼である16Mn鋼は、"16万円"自動車の梁などに使われる特殊鋼は、"16MnL"、圧力容器に使われる特殊鋼は、"16MnR"。

7. ばね鋼

ばね鋼は、化学組成に基づいて炭素ばね鋼と合金ばね鋼の 2 つのカテゴリに分類されます。鋼種の表記方法は高級炭素構造用鋼と基本的に同じであり、後者は合金構造用鋼と基本的に同じです。

8.転がり軸受鋼

① 鋼種の先頭に文字が付きます。"G"転がり軸受鋼のカテゴリーを示します。

② 高炭素クロム軸受鋼鋼種の炭素含有量は表示されておらず、クロム含有量は1000分の1で表されます。たとえば、GCr15。浸炭軸受鋼の鋼種の表示方法は合金構造用鋼と基本的に同じです。